4月24日(火)
16:00 成田到着
「フッ…いよいよ上海へ出発か…まさか浦和の試合でアジアへ行く日が来ようとは、あの頃は夢にも思わなかったぜ…」
海外へも旅慣れたマスターさん、普段と変わらない成田空港の姿ですが、これが自身初となるアジアでの浦和の試合、世界への挑戦の序曲に武者震いを隠せません。知らず知らずの内に握った拳にも力がこもります。
 |
「そして待ってろよかえるくん。
俺が…俺が必ず助け出してやるからな!」 |
おや?
すいません、今何かカメラに見慣れたアフロがフレームインしていた気がしませんか?
「あれっ? じょうじさん?」
「おやっ? AGBマスターさん?」
「あれー?じょうじさんじゃーん! こんなとこで何やってんの−?」
「いやぁ実はこれも仕事なんですよ。成田といえば日本の玄関口、こうしていつも綺麗にして、世界からのお客さんをお迎えしないといけませんからね。実にやりがいのある仕事です。朝から晩まで働いてなんと日給4,000円ももらえるんですよ」
「安ッ。 それにしてもこんなところで会うなんて…」
「「偶然だねー」」
こうした道中での思いがけない人とのふれ合いも、アウェイの旅ならではですね!
16:30 成田空港
「ハイカットー! じょうじさんのシーン撮影終了でーす。お疲れさーしたー!」
カットの声に現場の空気も和やかになったその時!
『でーでーででーでででーでででー、でーでーででーでででーでででー』
聞きなれた「ダースベイダーのテーマ」が成田空港に響き渡り、Kプロデューサーの登場です!
「じゃあじょうじさん、これを身に着けてもらおうか」
「あの…これ何ですか?」
「何って見ればわかるだろ? ヘッドフォンとアイマスクだよ」
「えと…聞いてないんですけど…」
「うん、言ってないもの。 さあ早く着けた着けた」
 |
「I won't be the one left behind〜
Can't be king of the world〜〜
If you're slave to the grind〜〜 Get it!」
ヘッドフォンから流れてくるセバスチャン・バックの声についつい状況も忘れてノリノリのじょうじさん。
|
「よし、それじゃあ行こうかじょうじさん」
「…どこへ?」
「ああ、心配しなくていいよ。パスポートはこちらで用意したから」
「ちょっと待て! それは本当に聞いてないぞ!」
「事務所に話はつけてあるから」
「いや事務所とか無いから! も、もしかして親?」
「お前の母さんいい声出すよな」
「母親に何をしたー!!」
「いいから行こうぜじょうじさん!
覚悟を決めろよ、男だろ?」
「マジで? ちょ、ちょっと待って。
た、た、た、た」
「た〜す〜け〜て〜!」
※中篇に続く!